Hi there!
皆さんこんにちは、solcoaです。
今回は、「“他人を敵のように捉えてしまう”を解消する方法」について解説します。
● 人からジャッジされている気がしてしまう
● 人と関わるのをもう少しラクにしたい
こんなお悩みにお答えします。
記事の内容- 他人を敵に感じてしまう心理について
- 対人への不安を解消する考え方
- 対人への不安を解消する本
人と関わることが苦手で、できるかぎり人と関わることなく日常を送りたいと考えている方って、きっといらっしゃいますよね。
実は私もその1人です。
多くの人と関わるよりも、「気の合う人」や「縁のある人」とだけ関わることができる生活が理想です。
その一方で、これまで接客のお仕事をいくつか経験してきました。
接客のお仕事では、「従業員」や「お客さん」など、多くの人と関わる機会があります。
今でこそ、自分のメンタルをある程度コントロールできるようになりましたが、接客のお仕事を始めたばかりのころは、毎日疲れ果ててしまっていました。
悪い時は、お休みの日にぐったりしすぎて、何も手につかなくなってしまうほどです…。
そうなってしまうと、私を苦しめるその環境が「敵」のように感じてしまいますよね。
今回は、同じように人が苦手で苦しい思いをされているみなさんへ向けて、「“他人を敵のように捉えてしまう”を解消する方法」を解説します。
他人を敵に感じてしまう心理について
まずは、どうして他人が敵のように感じられるのかについて解説します。
どうして周りを敵のように感じてしまうのか
周りを敵のように感じてしまう理由は、いくつかあると考えられます。
その中でも一番多いのは、「不安」や「恐怖」ではないでしょうか。
「他人に気分を害されるかもしれない」、「周りから常識のない人と思われるかもしれない」など、人と関わることがなければ起きないような感情によって、「人と関わることに対する恐れ」を感じてしまうケースが考えられます。
ある種の「自己防衛本能」ですよね。
自分の身を守るために、感情という形で「アラート」を送ってくれているのです。
私も最近まで対人への不安が大きく、「周りは攻撃してくるもの」みたいな意識がありました。
受け流す術を知らない私は、周りに対してただただ「ビクビク」してしまっていた訳です。
今でも少なからず、対人への「不安」や「恐怖」は感じてしまいます。
そのため、日本にいるときは、プライベートで「家族」以外の人と関わることはほとんどありません。
しかし、周りを「敵」とみなすかどうかは、考え方次第で変えていくことができます。
他人を敵に感じてしまう場面
みなさんは、どんな時に他人を「敵」のように感じてしまいますか?
また、「敵」とは言わないまでも、「人」を避ける場面とはどんな時でしょうか。
他人を避ける場面には、以下のような状況が考えられます。
他人を敵に感じてしまう場面- 接客のお仕事時
- 大人数の集まり
- 新しい職場の同僚
その人を知るまでに時間がかかる分、「1回しか会わないような人」や「出会ったばかりの人」「あまり知らない人」に対して、警戒心が強くなることが多いかと思います。
実際私は人とすれ違うのも嫌で、仕事以外の日は、ひとりでお家の外を1歩も出られなかった時期がありました。
それは数年前に克服しましたが、やはり今でも必要以上に人と関わることはしません。
人間関係の恐怖症の種類
人と関わることに不安を感じる方は、俗にいう「社交不安症」のようなものを持っているかもしれません。
私は専門家ではありませんが、自分自身がもつ異常な「不安感」を鎮めるためにも、不安症に関する本を多く読んできました。
専門家の書いた本から得た知識をもとに、人間関係に関する恐怖症をいくつかご紹介します。
人間関係の恐怖症の種類- 対人恐怖
- スピーチ恐怖
- 電話恐怖
- 視線恐怖
- 会食恐怖
みなさんは、いくつ心あたりがありますか?
日々「不安」や「恐怖」を感じながら生活するのは、なかなか辛いものがありますよね。
必要に応じて、専門家のカウンセリングを受けてみるのも大切かなと思います。
対人への不安を解消する3つの考え方
ここでは、対人への不安を解消する3つの考え方を解説します。
捉え方を変えることで、違った目線で物事を見ることができるようになります。
考え方の1つとして、ご参考ください。
自分を成長過程の人間であると捉える
「周りから何かを指摘される」ことや、「周りの期待に応えられない」ことってありますよね。
そんなとき、心身的に負担に感じることはありませんか。
「自立心のある方」や、「完璧主義の方」であればなおさらかと思います。
そんな時は、自分を「成長過程の人間である」と捉えてみましょう。
「まだ私は成長途中だから、うまくできなくて当たり前。」
「いいことを学べた。次からはこうしよう。」
といったように、リフレーミングすることで、様々な物事をポジティブに捉えることができるようになります。
そうすると、心身的な負担も和らぐのではないでしょうか。
周りの人には、あなたを「攻撃する意図はない」ことも多いです。
過剰に反応しないような練習を行ってみましょう。
他人からの評価は絶対的なものではないと知る
職場で特に多いのが、「人からの評価を受ける」ことではないでしょうか。
「人からの評価」は、あくまで「他人の経験」に基づいてなされてしまうため、個人差しかないですよね…。
たとえば仕事のやり方に関して、「ある人からはこうする様に言われたけど、別の人からは違う方法でやるように教えられた」という経験をしたことがある人も多いかと思います。
他人からの評価も同様に、人によって“まちまち”です。
イチイチ気にしてられません。
それに、私たちはまだ成長途中の人間です。
なので、人からの評価は真に受けすぎず、「そう感じる人もいるんだ~。」くらいで受け取っておきましょう。
改善できるところは改善しつつ、納得できないところは、「よく分からん。」とスルーしちゃうのも大切です。
自分は自分
相手の価値観を押し付けられたときに、すごく嫌な気持ちになることってありますよね。
先ほどの話にも通じますが、「人は人。自分は自分。」と割り切っちゃうことって大事なのだと思います。
それでも気にしてしまうという性格の方は、「自分が自分色のオーラで守られている」とイメージしてみましょう。
自分色は、「レモンイエロー」でも「エメラルドグリーン」でも、なんでも構いません。
「人から攻撃された」とか「価値観を押し付けられた」などと感じたら、「自分色のオーラ」で自分を包み込みましょう。
対人への不安を解消する本3選
ここまで、対人への不安についてお話してきました。
少しでも気持ちがラクになっていたら嬉しい限りです。
もしかしたら、もう少し自分の心について知りたいと思った方もいるかもしれません。
ここからは、「対人への不安」について書かれた本をご紹介します。
①「他人の目」が気になる人へ/水島広子
精神科医「水島 広子」さんによって書かれた本。
どうして他人の目が気になるのかを、私たちでも理解しやすいように解説されています。
人と関わるうえで感じる感情に対して、別の「見方」や「視点」を与えてくれます。
ここでは、この本で特に印象的だった「プチ・トラウマ」に関する1文をご紹介します。
「そんなことをしたら人からどう思われるか」というようなことばかり言われて育ってきた人は、やはり「他人とは、自分に評価を下して傷つける存在」という認識を身に付けていきます。
私たちは子供のころから、常に周りに評価されて育ってきていますよね。
「たしかに!」や「なるほど~!」といった気づきの多い一冊です。
②不安な自分を救う方法/柳川 由美子
不安専門カウンセラー「柳川 由美子」さんによって書かれた本。
Q&A形式で、不安を軽くする方法がたくさん紹介されています。
この本では、「不安」について、以下のように表現しています。
不安はあなたをリスクから守る、大切なアラームです。
不安な感情には意味があり、大切な存在だと教えてくれます。
本書では、不安解消法として、「心理学・脳科学的」な根拠に基づく、効果の実証された方法が紹介しているため、自分の感じる不安に正しくアプローチしたいという方におすすめです。
③社交不安症がよくわかる本/貝谷 久宣
精神科医「貝谷 久宣」さんによって書かれた本。
「社交不安の種類」や「社交不安になる理由」「発達障害との関係」「病院での治療法」など、「社交不安」に深く苦しんでいる方が知りたいと思うことが、イラスト付きで分かりやすく解説されています。
「社交不安症について理解を深めたい方」や「社交不安症と向き合いたい方」におすすめの一冊です。
まとめ
今回は、「“他人を敵のように捉えてしまう”を解消する方法」について解説しました。
不安を感じるのは、自分の心を守るためだということが分かりました。
しかしそれだけでは、「不安」や「恐怖」に苦しみ続けることになります。
「不安」や「恐怖」への正しい対処法を身に付けて、人間関係のストレスを減らす工夫が必要です。
この記事が、人との関わりに苦しむみなさんのお役に立てていれば嬉しいです。