【海外発祥の取り組み】週1日の菜食主義「ミートフリーマンデー」とは?

Hi there!
皆さんこんにちは、solcoaです。

今回は、「ミートフリーマンデー」について解説します。

 
solcoa
● 「食の好み」への関心を高めたい
● どうしてベジタリアンっているんだろう
● ミートフリーマンデーってどういう取り組み?

こんなお悩みにお答えします。

 記事の内容
  • ミートフリーマンデーについて
  • ミートフリーマンデーで食べられないもの
  • ミートフリーマンデーで使えるレシピサイト

日本では「ベジタリアン」や「ヴィーガン」といった食の選択肢への関心が薄いと感じませんか。

実際みなさんの中にも、「ベジタリアン」や「ヴィーガン」についてよく知らないという方が多いかもしれません。

私もそうでした。

しかし私がニュージーランドでワーホリをしていた際、レストランのメニューの中に「ベジタリアン」や「ヴィーガン」用の食事の選択肢が用意されていたり、同僚がベジタリアンだったりと、そういった「食の選択肢」に触れる機会が多くありました

彼らの話を聞いていると、「環境について考えていたり」、「彼らにできることを実際に行動に起こしていたり」と、私自身も考えさせられることが多かったのです。

私自身はベジタリアンではないのですが、手近に始められる「ミートフリーマンデー」という取り組みを、今回は皆さんにシェアしたいなと思います。

ミートフリーマンデーについて

ミートフリーマンデーについて

まずは、ミートフリーマンデーについて解説します。

ミートフリーマンデーとは?

ミートフリーマンデーとは、週に1度「動物性の食材を食べない日を作る」ことです。

いわゆる「ベジタリアン(菜食主義)」ですね。

この活動は、畜産や漁業が環境へもたらす悪影響について関心を高める目的で、2009年にポールマッカートニーとその家族によって始められました。

いかにも海外っぽい活動だと思いませんか?

この活動は、「エマ・トンプソン」や「トム・ハンクス」といった多くの海外の著名人にも支持されています。

一方で日本では、まだ「ベジタリアン」や「ヴィーガン」などといった食の選択肢への関心が低いように感じます。

実際に、日本では飲食店でも「ベジタリアン」や「ヴィーガン」向けのメニューを用意しているお店が限られていますよね。

私は以前ニュージーランドに住んでいたことがあるのですが、そこでは「ベジタリアン」や「ヴィーガン」の方向けのメニューが用意されていることが多く、私の同僚にも「ベジタリアン」の方が多くいたりと、食の選択肢への関心の高さがうかがえました。

私がこの「ミートフリーマンデー」に興味を持ったきっかけも、彼らの影響です。

日本ではまだ一般的ではありませんが、「ミートフリーマンデー」は環境に興味を持つ1つのきっかけになるのではないでしょうか。

ミートフリーマンデーの目的

ミートフリーマンデーの目的は、先述したように、「畜産や漁業が環境へもたらす悪影響について関心を高めること」です。

ホームページには、以下のような記載があります。

毎年、数十億もの動物が飼育され、お肉や乳製品のために殺されている

魚も他の動物と同じように痛みを感じる

地球にいる全哺乳類の60%は、農場で飼われている動物である

地球の約1/3の土地が、家畜の生産のために使われている

他にも、家畜を生産するために大量の水を使用していたり、多くの熱帯雨林を伐採していたりと、家畜がもたらす動物や環境への影響は多くあります。

この記述を読んでみて、皆さんはどのように感じましたか?

私は、もう少し動物や環境に優しい生活をしたいなと感じました。

週1日のベジタリアンがもたらす地球への影響

「週1日だけでほんとに環境への影響はあるのか」と、疑問に感じる方もいらっしゃるかと思います。

ミートフリーマンデーの公式サイトには、「Impact Calculator」といって、ミートフリーマンデーが地球にもたらす好影響を計算してくれます。

たとえば、「1人の人間」が「週に1日」のベジタリアン生活を「1年」続けた場合の影響は、以下のような結果が出てきます。

 ミートフリーマンデーの影響
  • バスタブ789.25個分の水を節約できる
  • 54.27匹の魚が生き延びれる
  • 608.62㎡の海洋保護区が作られる
  • テニスコート2.98個分の森林が守られる

週に1度のミートフリーマンデーでも、動物や環境にもたらす影響が大きいことが分かりますね。

ここで言われているのは、お肉や魚の需要が減ることで、生産量や漁獲量を減らしていくことができるという考え方です。

多くの人がこの取り組みに参加することで、地球に大きな影響を与えることができます。

ミートフリーマンデーで食べられないもの

ミートフリーマンデーで食べられないもの

ミートフリーマンデーでは、以下のような食べ物を避けるようにします。

 ミートフリーマンデーで避ける食べもの
  • お肉類
  • 魚介類
  • 乳製品

以下に、もう少し詳しく解説します。

お肉類

「牛肉」「鶏肉」「豚肉」など、あらゆる肉製品を避けるようにします。

また、お肉そのものだけでなく、コンソメといったお肉を加工したものにも注意が必要です。

最初から原材料をしっかりと確認するのは難しいと思うので、負担にならない範囲で、できることから徐々に始めてみましょう。

魚介類

「ミートフリーマンデー」という名前ですが、魚介類も避けることが推奨されています。

大きな網を使う漁獲方法では、「サンゴ礁」や「海底」を傷つけてしまい、さらに「イルカ」や「ウミガメ」「海鳥」といった海に生息する野生動物を殺してしまったり、傷つけてしまうことがあるためです。

お肉類同様、かつおだしといった魚介類を加工した製品にも注意が必要です。

なるべく避けるよう心がけましょう。

乳製品

ミートフリーマンデーでは、乳製品を避けることも推奨されています。

牛の飼育で出る温室効果ガスが、気候変動に影響するためです。

現代では、「豆乳」「アーモンドミルク」「オーツミルク」などといった植物性のミルクや製品を容易に手に入れることができます。

こういった植物性のミルクで代用しましょう。

卵も同様に、生産の際に温室効果ガスを放出してしまいます。

さらに、日本で一般的なニワトリをケージで飼育するスタイルでは、ニワトリへのストレスも考えられますよね。

そのため、できればミートフリーマンデーの日だけでも、避けていただければと思います。

その他

ミートフリーマンデーの公式サイトには言及はありませんが、下記のような製品も好みに応じて避けることができます。

 その他の動物製品
  • はちみつ
  • コラーゲン
  • ゼラチン

はちみつは、蜂によって作られていますよね。

ヴィーガンの考え方では、蜂によって集められた蜜を人間が収穫するのはよくないと言われています。

また、コラーゲンやゼラチンも動物の成分から作られています。

そこまで繊細にならなくてもいいかもしれませんが、自分にできることを考えて取り組んでみてください。

ミートフリーマンデーで使えるレシピサイト

ミートフリーマンデーで使えるレシピサイト

この記事を読んでくださってるみなさんの中には、ベジタリアン生活をしたことないという方も多くいらっしゃると思います。

何を食べたらいいのか分からなくて、戸惑うこともあると思います。

ここでは、ベジタリアン用のレシピが掲載されているWebサイトを3つご紹介します。

ブイクック

「ブイクック」は、日本初のヴィーガンレシピ投稿サイトです。

すでに5000品以上のレシピが掲載されているため、「何を食べていいか分からない」を解消することができます。

ミートフリーマンデーの心強い味方です。

日本初のヴィーガンレシピ投稿サイト。5000品以上の菜食料理の作り方が掲載されています。お気に入りのレシピを投稿したり保…

カリフォルニア くるみ協会

「カリフォルニア くるみ協会」は、カリフォルニア州のくるみの生産・加工・販売に関する機関で、当協会のWebサイトで「くるみを使ったレシピ」を複数紹介しています。

カテゴリーで「ベジタリアン」を選択し、レシピを検索することができます。

カリフォルニア くるみ協会 公式サイト

カリフォルニアくるみ協会は、カリフォルニア産くるみの啓蒙活動を行う非営利団体です。くるみのレシピや、くるみの栄養と健康効…

CHEF JA COOKS

「CHEF JA COOKS」は、シンプルごはんをテーマにした日本食のレシピサイトです。

ヴィーガンやベジタリアン向けのレシピも多く掲載されています。

Webサイトは、日本語のほかに、英語にも対応しています。

Chef JA Cooks

Chef JA Cooksのおいしいレシピがカテゴリーごとに検索できます。ヴィーガンやベジタリアンのレシピも含め、主菜か…

まとめ

今回は、「ミートフリーマンデー」について解説しました。

日本にいると、なかなか「ベジタリアン」や「ヴィーガン」といった食の選択肢に触れる機会ってないですよね。

でも少し知ってみると、地球の環境問題について考えさせられます。

ミートフリーマンデーは、少し地球に寄り添うことができ、ベジタリアンなどの食生活を選択する方への理解が深まる活動です。

みなさんもこの記事をきっかけに、ミートフリーマンデーを始めてみませんか?